アメリカナマズ釣り大会(2018年)
1 実施日時・場所
平成30年6月24日(日)7:30~12:00
桜川全域(霞ヶ浦に流入する利根川水系の一級河川)
2 概要
桜川は霞ヶ浦に流れ込む流入河川の一つである。ここで一番の問題となっている魚種はアメリカナマズである。桜川にはブラックバスやブルーギルなどの外来魚も少なからず生息するが,とりわけアメリカナマズは有用在来種を捕食して生態系を乱すだけでなく,鰭にあるトゲで網や漁獲物を破損させたり,手にケガをするなど,種々の問題を引き起こしている。
アメリカナマズの生息範囲は,これまで利根川水系を中心とされてきたが,近年では琵琶湖及びその周辺においても顕著な資源の増加が見られ,漁業・遊漁での被害が発生するに至っている。
アメリカナマズは小型サイズにおいても鋭利なトゲを有することから,他の捕食性の鳥や魚のエサになることがなく,さらに環境適応力が高いことから,新たな水域において定着してしまうと加速的に資源量を増していく可能性がある。
このため,霞ヶ浦の漁業においては迷惑資源として漁獲を通じた水域からの取り出し=駆除が行われてきているが,川幅が狭い河川では大規模な網漁具が使えないことから,釣りによる駆除が有効であるとされ,ここ桜川では,遊漁の釣りと一体となって,生態系を考えながら,釣りを楽しみながら,アメリカナマズ等の駆除に取り組んでいる。
※アメリカナマズ:北米原産,1971年に日本に移入。ブラックバス,ブルーギルなどとともに,特定外来生物に指定されており,飼育・移動・放流などが制限されている。
※桜川漁業協同組合では,平成19年度より河川の在来種の生息に悪影響を及ぼしている外来魚を,「釣り大会」を通じて駆除を実施。JOFI茨城としては平成21年から参加。今年で10年目となる。
4 結果
当日は強烈な晴天に恵まれ,川は若干の濁り・水量少な目の状況となっていた。
総参加者数は59名。当取り組み実施当初は100人を超える参加者数であったが,とりわけ東日本大震災以降,参加者は低位で推移してきている。
漁協は毎年,開催に関する事前通知をプレスを通じて行っているが,以前のような盛況とはなっていない。
原因としては,一つには,以前には釣り大会後に「アメリカナマズ試食会」を行っていたが,放射性物質の規制がかかっているために食としてのアトラクションを仕組めない状況が続いているということ。もう一点は,取り組みが始まってから10年以上が経過して,釣り人の興味が薄れてしまったのではないかということ。参加者増に関しては主催者も悩むところと聞いているが,集客力アップのため,早期のアメリカナマズの放射性物質規制解除を望むとともに,JOFI茨城としては,釣り道具がない人でも参加できる体制や,初心者に対する釣りの指導など,協力できる点を検討していきたい。
なお,この取り組みは,外来魚を釣りという行為を通じて駆除し,釣り人に河川の生態系や環境を守る意識を伝えることができる観点で意義あるものであり,今後とも支援していきたい。
・総参加者数 59名 うち釣れた者27名,釣れなかった者32名
・駆除総量 107.6kg
・優勝者 13.25kg 9匹
・大物賞 5.0kg 83cm 最大匹数/人 12匹
※参考 髙濱 1.2kg 2匹 19位



平成30年6月24日(日)7:30~12:00
桜川全域(霞ヶ浦に流入する利根川水系の一級河川)
2 概要
桜川は霞ヶ浦に流れ込む流入河川の一つである。ここで一番の問題となっている魚種はアメリカナマズである。桜川にはブラックバスやブルーギルなどの外来魚も少なからず生息するが,とりわけアメリカナマズは有用在来種を捕食して生態系を乱すだけでなく,鰭にあるトゲで網や漁獲物を破損させたり,手にケガをするなど,種々の問題を引き起こしている。
アメリカナマズの生息範囲は,これまで利根川水系を中心とされてきたが,近年では琵琶湖及びその周辺においても顕著な資源の増加が見られ,漁業・遊漁での被害が発生するに至っている。
アメリカナマズは小型サイズにおいても鋭利なトゲを有することから,他の捕食性の鳥や魚のエサになることがなく,さらに環境適応力が高いことから,新たな水域において定着してしまうと加速的に資源量を増していく可能性がある。
このため,霞ヶ浦の漁業においては迷惑資源として漁獲を通じた水域からの取り出し=駆除が行われてきているが,川幅が狭い河川では大規模な網漁具が使えないことから,釣りによる駆除が有効であるとされ,ここ桜川では,遊漁の釣りと一体となって,生態系を考えながら,釣りを楽しみながら,アメリカナマズ等の駆除に取り組んでいる。
※アメリカナマズ:北米原産,1971年に日本に移入。ブラックバス,ブルーギルなどとともに,特定外来生物に指定されており,飼育・移動・放流などが制限されている。
※桜川漁業協同組合では,平成19年度より河川の在来種の生息に悪影響を及ぼしている外来魚を,「釣り大会」を通じて駆除を実施。JOFI茨城としては平成21年から参加。今年で10年目となる。
4 結果
当日は強烈な晴天に恵まれ,川は若干の濁り・水量少な目の状況となっていた。
総参加者数は59名。当取り組み実施当初は100人を超える参加者数であったが,とりわけ東日本大震災以降,参加者は低位で推移してきている。
漁協は毎年,開催に関する事前通知をプレスを通じて行っているが,以前のような盛況とはなっていない。
原因としては,一つには,以前には釣り大会後に「アメリカナマズ試食会」を行っていたが,放射性物質の規制がかかっているために食としてのアトラクションを仕組めない状況が続いているということ。もう一点は,取り組みが始まってから10年以上が経過して,釣り人の興味が薄れてしまったのではないかということ。参加者増に関しては主催者も悩むところと聞いているが,集客力アップのため,早期のアメリカナマズの放射性物質規制解除を望むとともに,JOFI茨城としては,釣り道具がない人でも参加できる体制や,初心者に対する釣りの指導など,協力できる点を検討していきたい。
なお,この取り組みは,外来魚を釣りという行為を通じて駆除し,釣り人に河川の生態系や環境を守る意識を伝えることができる観点で意義あるものであり,今後とも支援していきたい。
・総参加者数 59名 うち釣れた者27名,釣れなかった者32名
・駆除総量 107.6kg
・優勝者 13.25kg 9匹
・大物賞 5.0kg 83cm 最大匹数/人 12匹
※参考 髙濱 1.2kg 2匹 19位



アメリカナマズ釣り大会(2017年)
1 .実施日時・場所
平成29年7月9日(日)7:30~12:00
桜川全域(霞ヶ浦に流入する利根川水系の一級河川)
2.概 要
桜川は霞ヶ浦に流れ込む流入河川の一つである。現在、ここで一番の問題を生じさせている魚種は霞ケ浦同様にアメリカナマズである。ブラックバスやブルーギルなどの外来魚も少なからず生息するが、とりわけアメリカナマズは有用在来種を捕食するだけでなく、鰭にあるトゲで網や漁獲物を破損させるたり、手にケガをするなど、種々の問題を引き起こしている。
アメリカナマズはこれまで利根川水系を中心とした生息範囲であったが、近年では琵琶湖においても顕著な資源量の増加が見られ漁業・遊漁での被害が発生するに至っている。
漁業による駆除は網漁具を使うのが一般的であるが、川幅が狭い河川では大規模漁具が使えず釣りによる駆除が有効であるとされている。
※アメリカナマズ:北米原産、1971 年に日本に移入。ブラックバス、ブルーギルなどとともに、
特定外来生物に指定されており、飼育・移動・放流などが制限されている。
※桜川漁業協同組合では、平成19年度より河川の在来種の生息に悪影響を及ぼしている外来魚を、「釣り大会」を通じて駆除を実施。JOFI茨城としては平成21年から9年連続の参加となる。
4.結果
当日は梅雨の合間の強い日差しの晴天に恵まれ、川は若干の濁り・水量少な目な状況となっていた。鈴木桜川漁協組合長によれば、過去にあったような大型魚の大量漁獲は減少傾向にあるとのこと。
ここ数年、参加者数が減少傾向にあるため、漁協はより多くの方の参加が可能となるよう、 一昨年から日曜開催としているが、参加者は昨年を下回る58人であった。
今後とも、大会を通じて釣り人に河川の生態系や環境を守る意識を伝えることができる観点で、このような取り組みを支援していきたい。
なお、アメリカナマズについては、放射性物質の規制がかかっており、大会後のアメリカナマズ試食会は依然として仕組めない状況にある。アメリカナマズの放射性物質は十分に規制値を下回っているとされるので、一日も早い規制の解除が望まれるところである。
(髙濱芳明)



平成29年7月9日(日)7:30~12:00
桜川全域(霞ヶ浦に流入する利根川水系の一級河川)
2.概 要
桜川は霞ヶ浦に流れ込む流入河川の一つである。現在、ここで一番の問題を生じさせている魚種は霞ケ浦同様にアメリカナマズである。ブラックバスやブルーギルなどの外来魚も少なからず生息するが、とりわけアメリカナマズは有用在来種を捕食するだけでなく、鰭にあるトゲで網や漁獲物を破損させるたり、手にケガをするなど、種々の問題を引き起こしている。
アメリカナマズはこれまで利根川水系を中心とした生息範囲であったが、近年では琵琶湖においても顕著な資源量の増加が見られ漁業・遊漁での被害が発生するに至っている。
漁業による駆除は網漁具を使うのが一般的であるが、川幅が狭い河川では大規模漁具が使えず釣りによる駆除が有効であるとされている。
※アメリカナマズ:北米原産、1971 年に日本に移入。ブラックバス、ブルーギルなどとともに、
特定外来生物に指定されており、飼育・移動・放流などが制限されている。
※桜川漁業協同組合では、平成19年度より河川の在来種の生息に悪影響を及ぼしている外来魚を、「釣り大会」を通じて駆除を実施。JOFI茨城としては平成21年から9年連続の参加となる。
4.結果
当日は梅雨の合間の強い日差しの晴天に恵まれ、川は若干の濁り・水量少な目な状況となっていた。鈴木桜川漁協組合長によれば、過去にあったような大型魚の大量漁獲は減少傾向にあるとのこと。
ここ数年、参加者数が減少傾向にあるため、漁協はより多くの方の参加が可能となるよう、 一昨年から日曜開催としているが、参加者は昨年を下回る58人であった。
今後とも、大会を通じて釣り人に河川の生態系や環境を守る意識を伝えることができる観点で、このような取り組みを支援していきたい。
なお、アメリカナマズについては、放射性物質の規制がかかっており、大会後のアメリカナマズ試食会は依然として仕組めない状況にある。アメリカナマズの放射性物質は十分に規制値を下回っているとされるので、一日も早い規制の解除が望まれるところである。
(髙濱芳明)



アメリカナマズ釣り大会(2016年)
1.実施日時・場所
平成28年(2016年)7月10日(日)7:30~12:00
桜川全域(霞ヶ浦に流入する利根川水系の一級河川)
2. 概要
桜川漁業協同組合では,平成19年度より河川の在来種の生息に悪影響を及ぼしている外来魚を,「釣り大会」を通じて駆除を行っており,今回で10回目の開催となる。JOFI茨城としては平成21年から8年連続の参加となる。
桜川は霞ヶ浦に流れ込む流入河川の一つである。現在,ここで一番の問題を生じさせている魚種は霞ケ浦同様にアメリカナマズである。ブラックバスやブルーギルなどの外来魚も少なからず生息するが,とりわけアメリカナマズは有用在来種を捕食するだけでなく,鰭にあるトゲで網や漁獲物を破損させるたり,手にケガをするなど,種々の問題を引き起こしている。
漁業による駆除は網漁具を使うのが一般的であるが,川幅が狭い河川では大規模漁具が使えず釣りによる駆除が有効であるとされている。
※アメリカナマズ:北米原産,1971 年に日本に移入。ブラックバス,ブルーギルなどとともに,特定外来生物に指定されており,飼育・移動・放流などが制限されている。
3. 結果
当日は梅雨の合間の強い日差しの晴天に恵まれ,川は若干の濁りが見られたものの,水量は関東地方の少雨傾向により少な目となっていた。漁協関係者によれば,ここのところ数年前のような大量漁獲は難しいとのことであった。
ここ数年,参加者数が減少傾向にあるため,漁協はより多くの方の参加が可能となるよう,これまでの土曜開催を,今年は日曜開催とした。当日,参議院議員通常選挙投票日と重なったものの,参加者昨年を上回る69人となった。
参加者人数が振るわない一因としては,アメリカナマズは釣って積極的に食べる魚ではないが,放射性物質の規制がかかっていることにより,大会後に行っていたアメリカナマズ試食会のようなお楽しみイベントが仕組めないことなどが影響しているのではないかと思われる。
アメリカナマズの放射性物質は十分に規制値を下回っているとされるので,一日も早い規制の解除が望まれるところである。
今後とも,大会を通じて釣り人に河川の生態系や環境を守る意識を伝えることができる観点で,このような取り組みを支援していきたい。
※JOFI茨城として,本間,髙濱が参加した。
髙濱芳明(海3565FM267)
アメリカナマズ釣り大会(2015年)
桜川漁業協同組合が行う,外来魚駆除を目的とした釣り大会の実施状況について,現地調査等を行った。
1 実施日時・場所
2015年7月11日(土)7:30~12:00
桜川全域(霞ヶ浦に流入する利根川水系の一級河川)
2概要
桜川漁業協同組合では,平成19年度より河川の在来種の生息に悪影響を及ぼしている外来魚を,「釣り大会」を通じて駆除を行っている。
特にアメリカナマズは,霞ヶ浦北浦及び流入河川では有用在来種を捕食するほか,鰭にあるトゲで網や漁獲物を破損させたり,手にケガをするなどの問題を引き起こしている。漁業による駆除は網漁具を使うのが一般的であるが,川幅が狭い河川では大規模漁具が使えず釣りによる駆除が有効であるとされている。
※アメリカナマズ:北米原産,1971 年に日本に移入。ブラックバス,ブルーギルなどとともに,特定外来生物に指定されており,飼育・移動・放流などが制限されている。
4 結果
当日は強い日差しの好天に恵まれ,川は若干の濁りが見られたものの水量は安定しており,比較的好条件の下での釣り大会となった。以前は100人を超える参加者だったが,大震災以降は50人前後と低調気味である。この一因としては,アメリカナマズは釣って積極的に食べる魚ではないが,放射性物質の規制がかかっていることにより,大会後に行っていたアメリカナマズ試食会のようなお楽しみイベントが仕組めないことなどが影響しているのではないかと思われる。
アメリカナマズの放射性物質は十分に規制値を下回っているとされるので,一日も早い規制の解除が望まれるところである。
今後とも,大会を通じて釣り人に河川の生態系や環境を守る意識を伝えることができる観点で,このような取り組みを支援していきたい。

1 実施日時・場所
2015年7月11日(土)7:30~12:00
桜川全域(霞ヶ浦に流入する利根川水系の一級河川)
2概要
桜川漁業協同組合では,平成19年度より河川の在来種の生息に悪影響を及ぼしている外来魚を,「釣り大会」を通じて駆除を行っている。
特にアメリカナマズは,霞ヶ浦北浦及び流入河川では有用在来種を捕食するほか,鰭にあるトゲで網や漁獲物を破損させたり,手にケガをするなどの問題を引き起こしている。漁業による駆除は網漁具を使うのが一般的であるが,川幅が狭い河川では大規模漁具が使えず釣りによる駆除が有効であるとされている。
※アメリカナマズ:北米原産,1971 年に日本に移入。ブラックバス,ブルーギルなどとともに,特定外来生物に指定されており,飼育・移動・放流などが制限されている。
4 結果
当日は強い日差しの好天に恵まれ,川は若干の濁りが見られたものの水量は安定しており,比較的好条件の下での釣り大会となった。以前は100人を超える参加者だったが,大震災以降は50人前後と低調気味である。この一因としては,アメリカナマズは釣って積極的に食べる魚ではないが,放射性物質の規制がかかっていることにより,大会後に行っていたアメリカナマズ試食会のようなお楽しみイベントが仕組めないことなどが影響しているのではないかと思われる。
アメリカナマズの放射性物質は十分に規制値を下回っているとされるので,一日も早い規制の解除が望まれるところである。
今後とも,大会を通じて釣り人に河川の生態系や環境を守る意識を伝えることができる観点で,このような取り組みを支援していきたい。


アメリカナマズ釣り大会(2014年)
桜川漁業協同組合が行う,外来魚駆除を目的とした釣り大会の実施状況について,現地調査等を行った。
1 実施日時・場所
2014年7月5日(土)7:30~11:30
桜川全域(霞ヶ浦に流入する利根川水系の一級河川)
2 概要
桜川漁業協同組合では,平成19年度より河川の在来種の生息に悪影響を及ぼしている外来魚を,遊漁である「釣り大会」を通じて駆除を行っている。
特にアメリカナマズは,霞ヶ浦北浦及び流入河川では有用在来種を捕食するほか,鰭にあるトゲで網や漁獲物を破損させたり,手にケガをするなどの問題を引き起こしている。
漁業による駆除は網漁具を使うのが一般的であるが,川幅が狭い河川では大規模漁具が使えず釣りによる駆除が有効であるとされている。
※アメリカナマズ:北米原産,1971 年に日本に移入。ブラックバス,ブルーギルなどとともに,特定外来生物(外来生物法)に指定されており,飼育・移動・放流などが制限されている。
4 結果
連日天候も悪く,当日も雨が心配される中の開催となり,参加者は昨年よりも下回った。
しかし,総漁獲量(駆除量)は昨年を上回る事ができた。今年度は平均してサイズの良い魚も多く,漁協側も大変感謝していた。数十㎏超える駆除量は漁協組合員1日で獲ることができる量ではなく,一定の効果があったものと思われる。
加えて,大会を通じて釣り人に河川の生態系や環境を守る意識を伝えることができる観点でも,このような取り組みは継続していくことが大切である。
・総参加者数:31名※ H25:47名
・総漁獲量:111.7㎏(約132匹) ※ H25:63.2㎏(約120匹)
・最大漁獲量:16.3㎏/人・一人平均:3.6㎏
・最大魚体:5.8㎏
・JOFI茨城参加者:米井正行,渡辺庸治,髙濱芳明
※アメリカナマズは依然として規制値を超える放射性物質が検出されているため,昨年に引き続き,大会終了後の試食会は見送られた。


1 実施日時・場所
2014年7月5日(土)7:30~11:30
桜川全域(霞ヶ浦に流入する利根川水系の一級河川)
2 概要
桜川漁業協同組合では,平成19年度より河川の在来種の生息に悪影響を及ぼしている外来魚を,遊漁である「釣り大会」を通じて駆除を行っている。
特にアメリカナマズは,霞ヶ浦北浦及び流入河川では有用在来種を捕食するほか,鰭にあるトゲで網や漁獲物を破損させたり,手にケガをするなどの問題を引き起こしている。
漁業による駆除は網漁具を使うのが一般的であるが,川幅が狭い河川では大規模漁具が使えず釣りによる駆除が有効であるとされている。
※アメリカナマズ:北米原産,1971 年に日本に移入。ブラックバス,ブルーギルなどとともに,特定外来生物(外来生物法)に指定されており,飼育・移動・放流などが制限されている。
4 結果
連日天候も悪く,当日も雨が心配される中の開催となり,参加者は昨年よりも下回った。
しかし,総漁獲量(駆除量)は昨年を上回る事ができた。今年度は平均してサイズの良い魚も多く,漁協側も大変感謝していた。数十㎏超える駆除量は漁協組合員1日で獲ることができる量ではなく,一定の効果があったものと思われる。
加えて,大会を通じて釣り人に河川の生態系や環境を守る意識を伝えることができる観点でも,このような取り組みは継続していくことが大切である。
・総参加者数:31名※ H25:47名
・総漁獲量:111.7㎏(約132匹) ※ H25:63.2㎏(約120匹)
・最大漁獲量:16.3㎏/人・一人平均:3.6㎏
・最大魚体:5.8㎏
・JOFI茨城参加者:米井正行,渡辺庸治,髙濱芳明
※アメリカナマズは依然として規制値を超える放射性物質が検出されているため,昨年に引き続き,大会終了後の試食会は見送られた。

